障害者週間の歴史はまだ浅い。
平成7年の創設だから、まだ16年の歴史しかない。
障害者福祉への関心や理解はどうだろう。
世界の先進国である日本はこの分野でも先進国だろうか。
日本政府は、2006年に国連で採択された障害者権利条約については2007年に署名したものの未だ批准していない。批准に向けて関係する法令の見直し作業は進めているらしいが、批准見通しの情報などは聞こえてこない。
『多くの出会いと支え合いが生んだ、かけがえのない喜びと感動を届けます。』
障害者週間が終わった翌日、12月10日に長崎ブリックホールで開催された、長崎県障害者社会参加推進センターが主催する第12回障害者芸術祭のキャッチフレーズだ。
長崎県障害者社会参加推進センター主催と言っても、実質、長崎県が実施しているものと言ってよい。
今年も障害のある皆さんによる演奏やダンスが盛りだくさんで楽しい半日を過ごさせてもらった。
主演目は障害のある人ない人総勢186名の合同によるベートーベン「交響曲第九番ニ短調」第四楽章の合唱だ。30分にもわたる熱唱を気持ちよく聞かせてもらった。
長崎ブリックホールは約2000席、いつかこの大ホールが埋め尽くされる「障害者芸術祭」になる日が来なくてはいけない。
障害者福祉の啓発事業は長崎市にも計画があるという。
『長崎市障害者アート作品展』
平成24年1月20日(金)〜22日(日)、長崎市立図書館1階多目的ホールで開催されることになっており、現在作品募集中とのことだ。
募集作品は、絵画、工作、手芸、工芸、写真、書道、詩、作文、短歌・俳句・川柳
応募締め切りは平成23年12月19日(月)
詳しくはhttp://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/fukushi/a-to,kouennkai/a-to.pdf