「わがまちを語る男の会」スタート
住みやすい地地域づくりには、自治会の果たす役割は大きい。
核家族化が進み、頼れる家族や親族、知人が近くにいない人の数はますます増え、急速に進む少子高齢化社会のなかで、独居高齢者の問題は深刻だ。
わたしの住む町は、昭和50年代に区画整理事業により造成、開発された約410世帯、1,120人が住む第1種住居専用地域で、現在の高齢化率は16.4%である。長崎全体の高齢化率が25.9%と比較すると低位だが、生産年齢人口が71.4%と長崎市全体の61.8%と比較すると10ポイントほど高くなっている。この年齢分布をみると、50歳から64歳までの人口が特に多く、至って偏りの強い年齢構成になっている。つまり、10年後の高齢化率は倍増することになり、このままでは、高齢者の町になることは必至なのだ。
わがまちでは、いち早くこうした将来の地域像に気づき、有志による支え合いネットワークが活動し始めた。
『助っ人隊』という取り組みで、長崎県下でもパイオニア的取り組みとして評価が高く、テレビ、新聞でも取り上げられ、市内、県内はもとより、県外からも自治会、行政、議会関係者などが、視察研修に来るほどだ。
現在の活動メンバーはOB世代、現役世代、男女合わせて、約30人ほどだが、活動の中心はOB世代になっている。
「助っ人隊」の活動を紹介しています。
↓ クリック
http://www.youtube.com/watch?v=Fl76PlD1hVg
また、長崎大学医学部保健学科の学生が、卒業研究のなかでこの助っ人隊を取り上げておりますので、その報告書の一部を紹介します。
以上、長崎大学医学部保健学科看護学専攻、今屋さん、平山さん、前田さん、本松さんの研究報告書より
こうした中、さらに男性同士の連帯を深め、地域の将来像などについて語り合い、地域でできることを増やそうと昨夜「わがまちを語る男の会」が発足した。わたしも仕事を終え次第かけつけたものの、1時間半の遅参となってしまったが、予定を超えて午後10時過ぎまで大いに盛り上がった。参加者約30人、各々が般若湯とつまみを持ち寄り、本音トークが楽しくもあった。
この会の発足は、自治会の幾人もの会員から、「住民としてお互いをもっと知り、わがまちについて語り合える場がほしい。」という熱い提案が原点となっている。
こうしてみると、わがまちは、自助、共助のできる支え合う人たちが広くつながっていこうとするエネルギーにあふれている。ちょっとした感動だ。
そして、自治会の将来の幹部役員もここでしっかり育っていくに違いないことを確信した。
例会を奇数月の第三金曜日、午後七時から開催することに相成りました。もちろん般若湯持参です。