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島原の麺が進化している

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長崎の麺と言えば、長崎ちゃんぽん・皿うどん、五島うどん、島原手延べそうめんが代表格だろう。
先日、知人へ贈りものをするため南島原市の手延べ麺屋さんを訪ねた。
何年振りかは思い出せないくらい久しぶりの訪問で、陳列されている今の品ぞろえを見て、往時とは比較にならないほどの豊富さに、改めて時の流れを感じた。
原料の粉にこだわり、水にこだわり、塩や油にこだわり、これらを活かす技術が消費者の信頼に応える。
新しいアイデアによる商品開発や常に高品質の良品を生む技術を追究している若い世代が活躍し始めていて頼もしい。
そんなことを思いながら二代目ご夫婦と話し込んでしまった。

長崎は麺の産地なのだが、その品質の良さは意外に知られていない。長崎ちゃんぽん・皿うどんは別格として、高い製麺技術の五島うどんや島原手延べそうめんの知名度は、その品質の高さに必ずしも比例してはいない。
島原手延べそうめん、特に須川そうめんの歴史は古い。
技術は一流でありながら、販売はそれが島原風土なのか、これまで至って控え目戦略だった。
多くが独自ブランドを持たない生産者としての道を歩んできた歴史がそこにはあった。

今はすでに、独自ブランドで売り出す動きが始まっている。
もともと、島原の手延べそうめんは、この地方で栽培された小麦の加工がルーツだという。
ならば6次産業化も夢ではないだろう。
島原手延べそうめんをさらに進化させ、全国区にしようと頑張っている三代目が眩しかった。
後継の若い力が島原の麺の新しい歴史を創ろうとしているのだ。


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