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Channel: 春夏秋冬 長崎発 とき燦々
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20℃くらいの室温がいい。

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20℃くらいの室温が好きだ。
秋の深まりとともに私の部屋は居心地のいい場所になってきた。4.5畳ほどの部屋はパソコン、冷蔵庫、チェスト、それに雑然と置かれている書籍などなどで狭苦しいが使い勝手がいい。この広さはデスクに向かっていても、一歩踏み出して手を伸ばせば、たいてい取りたいものに手が届く。
しかし、金曜日以外の日はこの部屋で過ごす時間はさほど長くない。
私は読書する。読書は私にとって日常生活の一部で、まず読まない日はないと言っていいほどだが多読家ではない。この自室で読むことも殆どない。
本の最新情報は、毎週日曜日に長崎の某地元新聞がワイド企画として2面を割いて掲載しているおすすめ情報などから得ることが多い。紹介本のすべてを読むことはできないが、簡潔にまとめられた紹介文章を読んで本選びの参考にしている。もちろん興味のない分野の紹介も少なくはないが、気に入っている紙面である。
昨夜、2017年のノーベル文学賞の受賞者が発表された。
長崎生まれの英国人作家、カズオ・イシグロ氏受賞のビッグニュースを今朝の某地元新聞は大きく取り上げている。イシグロ氏の活躍については、過去のテレビ番組や新聞報道で断片的には知っていたが、氏の作品にはまだ触れたことがない。
毎年、ノーベル文学賞候補として取りざたされている村上春樹氏の作品を読む私は「騎士団長殺し」でいったんブレイクし、ここでイシグロ氏の世界を知っておきたいと思う。
私の通勤ルート上には長崎でも大きな書店がある。まずは氏の作品の在庫状況からのチェックになるが、その多くが取り寄せ注文になりそうだ。
今回のイシグロ氏のノーベル文学賞受賞のニュースは、私の読書スタイルを変えてしまうことになるのか。気温20℃くらいのこの時期の自室で読書の時間を作ることが楽しみになってきた。、
そしてイシグロ作品の世界へのアプローチが一段落したころ村上氏の新作が出るといい。

カズオ・イシグロ氏のノーベル賞受賞は長崎にとってひと際うれしいニュースだ。

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