Quantcast
Channel: 春夏秋冬 長崎発 とき燦々
Viewing all articles
Browse latest Browse all 169

とても気分がよかった

$
0
0
にほんブログ村

昨日は定期健診だった。
不整脈がときどきあるので、心臓血管外科を一年に1回受診している。
この一年間は症状に大きな変化はなく、忘れたころに微妙な不正脈と同時に咳き込みがある程度だった。そのときは期外収縮が起こっているのだが、過去の精密検査でもその原因ははっきりしていない。
今回は、心電図には全く異常は見られないとの説明を受けた。
ということで、今後はこの病院ではなく、住まいに近い専門医のいるクリニックで定期的な検査をお願いすることになって、引き継ぎのための紹介書のようなものを書いていただいた。
つまり、現状では「さして心配することなかれ」ということなのだろう。そう理解した。
病院を出ると、家路につく足取りは軽かった。汗ばむほどの晴天、目の前は長崎港が望める水辺の森公園だ。ペットボトルを手にのんびり歩きたくなった。長崎港、稲佐山を左手に出島ワーフ歩いていると、いつの間にか病院帰りであることを忘れていた。





長崎港は美しい。また、私にとって思い出深いところでもある。
外国航路の船員をしていた父の船が造船所の修繕ドックに入ると、父は家族を長崎の町に呼んでくれた。当時、島原半島の小さな田舎町に住んでいた私たち家族にとって、長崎の町で久しぶりに父と過ごせる時間は新鮮だった。もう、55年も前の話だ。
そんな記憶を辿りながら歩いた。しかし、記憶はいかにも断片的だ。
でもとても気分がよかった。

それにしても、「おくんち」の後の平日だからなのだろうか、ベイサイドエリアの人出の少なさが少し気になった。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 169

Trending Articles